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命の手   

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手術後元気になった母スミちゃんの食事介助時の時の光景でした。
目線を隣のベッドに向けるといつもベッドでの母のリハビリマッサージに来られる
男性の方が、何故かその日は、患者さんに流動食なるものをスプーンで口元に運んでいました。
そして飲み込む力が弱いのか、もう片方の手で喉元の左右を軽く抑える動作をその都度していたんです。
誤嚥しないようにとの事でしょうが、ヒトサジ~ヒトサジ~それは~それは優しく...。
介助されるその姿は、小柄な事もあってか、もう本当に赤ちゃんのような感じに思えました。
一瞬こんな風に自分も介助されたら幸せだろうなぁなんて思っちゃいましたけどね。
残念ながらそういう人に巡り合えることってないかも知れないから見なかった事にしました。

ヨーグルト少なくなって母スミちゃん利き手の右手に持った小さなスプーンで底を必死ですくっているのも忘れて、思わず見入っていた場面でした。

そのヒトサジをゴックンと飲み込めるように支えるその喉元にあてた男性の手は、
まさしくその方が元気になれる栄養を摂取するための「命の手」でした。
人の心がこもった食事介助に何だか感激した場面です。


明日は、いよいよリハビリテーション病院への転院です。
只々付き添ってあげるだけの立場です。
元気になった母スミちゃんの再出発の日だから転院先まで一緒に行くんです。

by juju-19451006 | 2012-08-29 22:16 | 緊急病院 | Comments(2)

Commented by momo at 2012-08-30 09:28 x
転院先の病院も良いところだといいですね。
Commented by juju-19451006 at 2012-08-31 01:03
momoさん
転院して来ました。
遠慮がちな母なので、その部分がちと心配。
しばらくは、様子見というとこでしょうか。
きっと体がなまっているので、当分慣れるまで辛いかもしれませんね。


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